チャイルドシートの選び方ISOFIX(アイソフィックス)って何!?

こんにちは!カーオーダーMです。
今回はチャイルドシートついてお話します!
2種類あるISOFIXのチャイルドシートや選ぶ基準、そして取り付け方法など詳しくご紹介します。

ISOFIX(アイソフィックス)ってシートベルトに取り付けるタイプと何が違うの?

ISOFIXとは、チャイルドシートを固定するための規格のことです。昔からのシートベルト使って固定する物ではなくシートにチャイルドシートを取り付けれる物になります。

チャイルドシート

ISOFIXはチャイルドシートを安全に、確実に取り付けられる国際標準規格となっています。
2000年から日本において6歳未満の幼児にチャイルドシートの着用が義務付けられましたが、チャイルドシートの誤使用が多く見られたため、2006年から国内基準を国際標準規格に合わせる際に採用されたものになります。
ISOFIXを取り付けられるシステムの装着が義務付けられ、2012年7月以降に販売された車種であれば対応しています。国内で販売する以前にすでに存在していた規格ですが、国内の販売車種においては2012年以降に普及しています。
ISOFIXという規格は、専用のコネクターを座席の取り付け金具に取り付ける方式です。シートベルトで装着する場合のように、取り付けが難しかったり後から緩んだりしにくいので、確実に取り付けできます。

間違った取付けは被害拡大につながる

規格が普及すると、正しく取り付けられるケースが増えています。しかし「チャイルドシート取付け・着座状況調査結果(令和4年)」でも、適切な取り付け割合は、65.2%になっているので、残りの割合は間違って取付けしています。
警視庁の調査では、チャイルドシートを使用していても、正しく取り付けできていないなら、致死率が上がってしまいました。適切な取り付けと正しく座らせていた場合と比較して、不使用の場合の致死率は約5.3倍になります。
チャイルドシートを正しく使わないなら、チャイルドシートから抜けてしまったり座席に座り続けるのが難しくなり被害が拡大します。
年齢が高くなるとチャイルドシートに座らせなくてもよいと考える方もおられますが、6歳まではチャイルドシートに座らせましょう。
万が一の事故の被害を軽減するために、取扱説明書を確認しながら、正しく取り付けする必要があるでしょう。

ISOFIX(アイソフィックス)の2つの種類

ISOFIXには、大きく分けると2種類あります。

サポートレッグ方式:長さ調整できる支えがある
トップテザー方式:後部座席後ろの金具に取付ける

同じ金具で取り付けるのは同様の装備ですが補助装備に違いがあり取り付け方が異なっています

サポートレッグ方式
サポートレッグ方式は長さ調整できる支えがあり、足元に設置するタイプです。レッグで長さ調整をして床とチャイルドシートを固定するので、安定感がある取り付けが可能です
レッグがあるかどうかは、安全性に大きな影響を与える要素ではありませんが、支えで固定できるので安心感がある取り付け方法です

トップテザー方式
トップテザー方式は、ISOFIXの金具を取り付けた後に、チャイルドシートの上部にあるトップテザーを後部座席の後ろにある金具に固定します。
足元にサポートレッグがないので、足元空間を確保したり、後部座席をスライドできるのでシート調整できる固定方法です。

日本では、2012年7月以降の販売車種において、チャイルドシート用取り付け金具の設置が義務付けられました。取り付け金具が設定されているかは、チャイルドシートのメーカーの車種適合表で確認できます。

後部座席にタグがあると対応車種であると確認できますし、チャイルドシートの金具を確認すればISOFIX対応なのか確認できます。

ISOFIX(アイソフィックス)は後付けできる?

結論からすると、ISOFIXの金具が販売されているものの、後付けはできません。
通販で販売されている後付けISOFIXの金具は、強度計算されていないため、本来想定される強度が確保されているか分かりません。
保安基準に適合していない製品のため、万が一の事故の際に被害を軽減できるか分からないからです。
そのため、通販サイトなどで販売されている取り付け金具を購入してISOFIX対応チャイルドシートを取り付けるのではなく、シートベルト固定式のチャイルドシートを取り付けましょう。

ISOFIX(アイソフィックス)の取り付け方

ISOFIX対応のチャイルドシートの取り付け方法を見ていきましょう。

1:ガイドキャップを取り付ける
ガイドキャップがあるなら、ISOFIXの固定バーに差し込みます。座面と背もたれの間に設置されていることが多いため、シートの背もたれを押し上げて取り付けます。

2:サポートレッグを準備する
サポートレッグがあるタイプなら、本体から起こして固定される位置に調整します。

3:アンカーラッチを差し込む
固定金具にアンカーラッチを差し込んで固定します。インジケーターがあり、しっかりと差し込むと緑色に変わります。左右両方のインジケーターが赤から緑になっていることを確認しましょう。

4:レッグサポートの調整をする
レッグサポートがあるタイプであれば、長さを調整して床面と完全に接するようにします。

5:ベースが固定されているか確認する
チャイルドシートと車を固定できたら、ベースを揺らしてみて、確実に取り付けできているか確認します。インジケーターがある部分は、しっかりと緑色の表示になっているか見ておきましょう。

ISOFIX(アイソフィックス)の取り外し方

ISOFIXのチャイルドシートの取り外し方を見ていきます。

1:取り付けした逆の手順でロックを解除
取り付けした際のロックを解除します。解除方法はチャイルドシートによって異なるので、レバーを引いたり、ハンドルを回したりして解除します。

2:ベルトを緩める
トップテザー方式なら、ベルトを緩めましょう。緩めたら金具を外していきます。

ISOFIX(アイソフィックス)の選び方

ISOFIXに対応したチャイルドシートの選び方をご紹介します。

年齢に適したチャイルドシートにする

チャイルドシートは年齢に合わせて形状が異なっています。大きく分けると3つの形状に分かれており、対応年齢は以下の通りです。

乳児用:~1歳まで
幼児用:1~4歳まで
学童用:4~10歳まで

乳児用のものは、前進方向に対して後ろ向きに取り付けます。そして、成長すると幼児用のチャイルドシートに交換します。幼児用のチャイルドシートは首が据わっていること、また自分で座れることが目安です。
さらに成長すると、学童用のチャイルドシートを使用します。これは座面の位置を調整して、大人のベルトでも正しい位置に来るように高さを補うものです。

学童用のものは10歳ほどまで使用できるため、使用義務ではない年齢でも正しく利用できるまでチャイルドシートを使うのはおすすめです。

自家用車にISOFIXの装備があるか確認する

自家用車にISOFIXの装備があるか確認します。そもそも取り付け金具がないなら、シートベルト固定式のチャイルドシートが必要です。

まとめ

装備がない車からISOFIXの装備がある車に乗り換える可能性があるなら、両方の固定方式に対応しているチャイルドシートを選ぶのもよいでしょう。
当社のマイカーリースであれば、新車から選んでいただけるので安心してお車を選んでいただけるのではないでしょうか?
チャイルドシートを付けられることも検討されてる方でご不安な方はお買い替えを決めてしまう前に当社に一度ご相談ください。
お車選びをしっかりとサポート致します。

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